借金の苦しみから開放してくれる「債務整理」のデメリットを正しく理解しよう！

借りたお金は、ルールに従い借りた相手に返さなければなりません。

 

ただ、さまざまな理由から、どうしても返済することができない。

 

そのような事態が生じることも残念ながらあります。

 

そして、そのような状態に陥った時に借金の苦しみから救済してくれる制度が、債務整理です。

 

ただ、債務整理の利用には、当然デメリットも存在します。

 

債務整理をする前には、そのデメリットを正しく理解しておかなければなりません。

 

債務整理をする前に知っておくべきデメリット

 

債務整理を行うと、信用情報機関に事故情報が登録されます。

 

要は、いわゆる「ブラックリスト」入りを避けられません。

 

そしてその結果、一定期間新規でクレジットカードを作れなくなったり、新たな借入が制限されることになります。

 

ただこのペナルティーは、一生続くわけではありません。

 

ブラックリスト入りする期間は行った債務整理の内容によって異なりますが、任意整理であれば約5年、個人再生や自己破産をした場合約5から10年間掲載されるのが一般的です。

 

限られた期間ではあるものの、数年はある程度不自由を強いられる点には注意が必要です。

 

一方で、この信用情報への影響は、あくまで個人に限られます。

 

家族の誰かが債務整理したからといって、家族の信用情報に影響が出ることはありません。

 

噂されているデメリットの中にはデマもたくさん！注意が必要です！

 

債務整理すると会社をクビになるという話がありますが、原則としてそのようなことはありません。

 

例外として、会社から多額の借り入れをし、会社に経済的に大きな損害を与えた場合除き、解雇されるリスクは基本的にありません。

 

また同様に、公務員が債務整理をしたからといって、懲戒解雇になることもありません。

 

さらに、自己破産が戸籍に載ることはなく、年金の受給権がなくなる理由にもなりません。

 

知っておくべきデメリットは、ブラックリスト入りに加えて、自己破産や個人再生をしたい場合官報公告に個人情報が掲載される、さらに、自己破産した場合一部職業に就くことに制限が課されるという点に限られます。

 

一方で、保証人に迷惑をかけるという点は債務整理をするにあたって知っておくべきもうひとつのデメリットと言えます。

 

借金の苦しみから開放してくれる心強い制度「債務整理」。

 

ただ、その利用にはデメリットも存在します。

 

債務整理を行えばブラックリストに掲載され、数年間新規でクレジットカードを作ったり借り入れをできなくなります。

 

一方で、会社を解雇されたり、戸籍にその旨が掲載されたり、年金の受給権がなくなることはありません。

 

正しいデメリットを理解した上で、債務整理を行いましょう。